山崎パンが52億かけて、受発注、タブレットで 中小2万5000店に導入する真意
山崎パンは巨額なコストを負担し、なぜタブレットの受発注システムを導入しますか?
ハード費用 20億(1店1台タブレット=4万試算)
通信費 12億(1店あたり通信費用月4000円試算)/年
今まで使った端末の原価償却費(仮に10億計算)を考えると・・・
今回の総投資は、52億だと想定されます。
一応記事中には、
1、店側はどこからでも端末で商品を確認しながら発注できる
2、端末の商品表示は店舗の規模や形態などに応じて変えられる
3、新商品や売れ筋商品、キャンペーン情報などを随時提供
また、明言したのは、中小商店の発注作業コスト3割削減
裏側には、
山崎パンの売上を劇的に上げる「データ分析」の戦略を組んでいるのではないか。
消費者の購買動向が分かれば、
顧客に更に良い商品の開発ができるし、
自社の商品売上、卸の売上、他社関連商品を組み合わせのカテゴ・リマネジメント
も高循環になると見えます。
ここには、ヤマザキさんが本当に狙っているところではないでしょうか。
世の中に、通称 ワンツーワンマーケティング(One to One Marketing)
アメリカの小売業2012年度売上ランキング
No3 Kroger 9.2兆円
No9 Safeway 3.8兆円
が一番進化している分野ではあります。
だから、巨額な投資を投じて、52億かかっても将来があると信じていると思っているでしょ。
いい作戦だと思うし、
将来、経営スタイルもこのように進化してくると自分も信じています。