セブンのカタログ通販のニッセンを買収、最も米国の先進小売業が取った戦略に近い存在が現れた
自分がアメリカのシリコンバレー(カリフォルニア州、米国西海岸)に半年以上住んだことがあり、アメリカ小売業たちの販売戦略、実店舗とネットの融合をいかに進化しているのかもある程度わかる
実体店舗のTOP座をずっと維持しているWalmartも、ネット通販のTOP座を維持しているAmazonも熾烈な競争を行われているのかも、いくつか記事に書きました。
本日、日経の「セブン&アイ、カタログ通販のニッセンを買収」の記事を読んだあと、鳥肌が立ちましたね。
セブンが実に非常にうまい経営戦略をとっていると続々感じ、自分の観点を書かせていただきます。
一応記事の中には、こう書かれている
セブン&アイにとってニッセンの魅力は大きく3つ。
(1)30~40代のファミリー層を中心とする3200万人の顧客基盤
(2)衣料品など独自商品の開発力
(3)スマートフォン(スマホ)対応のサイトづくりなどネット通販に関する技術――だ。
つい最近にセブンが何をやりだしたかを、おさらいしましょう。
1)、高齢者向けの宅配事業
2015年度 1000億
将来日本の少子高齢化、核家族化から単身世代への社会変化をうまく捉えた
実数値 -> http://gorila-pnp.hatenadiary.jp/entry/2013/11/21/114705
2)、セブンプレミアム戦略
お店に入ると、ざっと数えたら、半分以上はPB化になり、特に日常の食品
典型的な、いつもメディアに取り上げているのは、セブンコーヒー(これも全店導入)
あと、例としては、セブンの宅配用の電動アシスト自転車1万6000店導入、普通のメーカさんがわざわざ小売業用のものを作ってくれないだが、セブンさんがあまりにも大きいから、作っても大丈夫な企業だと言える(この点、ファミリーマートさんも、ローソンさんも頑張って欲しい!競争があるからこそ、産業が進化するから)
お分かりでしょうか。
超高齢者会にしっかり対応しつつ、今の30代~40代のファミリー層まで、しかも、衣料品までも手を伸ばし、
かつスマホ戦略をネット通販、特に小売業に対しては絶対避けては行けない「世の中の流行り」だと思ってほしい。
今年、アメリカのサイバーマンデー(Cyber Monday 12/2)、ちょうど3時間前終わったばかり
1.31億のアメリカ人がオンラインショッピングの予定(去年1.29億)
モバイルを使い、買い物する比例は、5人のうち1人(20%の2600万人)近くのレポートがありました。
この便利さ、豊かさは、今の日本ではとてもじゃないけど、まだまだ時間かかる
それにしても、ネットと実店鋪の融合を、マルチチャンネル、あるいはオムニチャンネルと呼んでいるのですが、セブンがその先行者に立っていると見える
この戦略をこれからも常に注目すべきだと!