パナソニック7000人リストラ 反ドラッカー理論
先週パナソニックの7000人人員削減ニュースを見て、
もうパナの行く先はどこだろうと思いながら、20世紀もっとも尊敬される
経営の神と言われる松下幸之助さんが構築したパナソニックが、ひょっとしたら、2020年まで消えるかもしれないと思うと、なんでこうなったのか。
自分がたまたま日本の会社に勤め、
会社の上司からもずっと教育を受けて、サラリーマンになっちゃいけない。
事業の責任者が夢見えずに、目の前の課題を終始するのは、パナになるよ。
1980年代日本経済危機のとき、
皆リストラをやった、しかし、松下さんが「リストラ」を絶対やらない
その言葉から勇気をもらい、皆一生懸命どうやって生産性を向上するのかを考えていた歴史的な話がありました。
歴史は繰り返します。
2008年リーマンショックのとき、
アメリカ航空業界が不振になり、各会社もリストラをやっていたが、
サウスウェストが「リストラ」を絶対やらないと当時の社長が宣言し、アメリカ唯一黒字計上の航空会社になったことがありました。
事業がダウンしたとき、
リストラでは問題解決できない。
最近読書している「ビジョナリー・カンパニー4」-自分の意思で偉大になる
の最後に、非常に興味深い話がありました。
私達は人間です。何かを創造したら、何かに貢献したら、何かを生産したりするのです。
この椅子や机はコストですが、私達はコストではありません。
あたりまえのことですが、当たり前のことを忘れている経営者が少なくなりません。
社員は一番大切な資源だと、コストではありませんとドラッカー先生も言ってました。
今のパナの行動を見ると、どこが、人を大切にしているのか?